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[獅子座流星群観望ナイトハイク]rep981118(ビジター山行)
星降る夜の大菩薩(by Tomo) ・流星画像(by 川名@森羅) ・デルタのシシ座流星群観望記(by デルタ)
[会ビジター山行報告] 川名(会員No.001)
期日:11/17N〜18
場所:山梨県北東部・大菩薩峠
メンバー:川名(L)、カンスケ、トラ杉、ゆーちゃん、街戸絹虎、
ビジター:デルタ、Tomo、ミッシー、メッシー 合計9名
行程:新宿→塩山/塩山発22:00→裂石→上日川峠22:30
上日川峠22:56〜福ちゃん荘23:25〜大菩薩峠(介山荘)00:40
〜賽の河原(旧大菩薩峠)01:10[観測0130〜0425]
発0435〜介山荘04:50〜福ちゃん荘05:30〜上日川峠05:55
上日川峠→塩山市内※帰宅組2名は駅へ
塩山温泉休憩06:30〜12:30
(塩山温泉:大和旅館tel0553-33-2276)
塩山→八王子解散
[星降る夜の大菩薩] by Tomo
●ドキドキ(^^;のナイトハイク
暗い、暗〜い夜の山。私の最も苦手とするところである。なぜって?
理由は簡単、何か出そうだから…。オバケヤシキモ、カイダンバナシモ、ニガテ(^^;
そんな怖がりの私が今回ナイトハイクに参加したのは、ただただ流れ星が見たかったからだ。 実は今まで一度も見たことがない。隣の人はしっかり見ていても、いつもなぜか見逃すのだ。(;_;) …というわけで、星が群なして流れるというこのチャンス、絶対逃すわけにはいかない! 願い事を山ほど抱えて、今回の獅子座流星群観測ナイトハイクに参加することになったのだった。
塩山駅で待ち合わせ、タクシーとトラ杉さんの車に別れ上日川峠へと向かう。車を降りて夜空を見上げると、 星がありすぎてどれが星座がわからないくらいだ。おまけに天の川までバッチリ見える。見とれている間に、星が1つ流れた。 「おぉ〜っ」カ、カンゲキ(;_;) 身支度を整える間に、3つも見てしまう。 これからいくつ見られるのだろう。期待に胸を膨らませ、いよいよ出発となった。
先頭を匡さん、最後をゆーちゃん。ちゃっかりその中間の位置をキープして歩き始める。 道はしばらくコンクリート。普段だったら「コンクリートの道なんてつまらない〜。\(~o~)/」と騒いでいるはずだが、 初めての夜の山歩きには有り難い。途中、ミッシーが言った「私最後じゃなくて、良かった…。なんか怖いもん。」 うん、うん、そうだよね。私も実はそうなのよ。 それを口に出すと、このメンバーに何をされるかわからないので、心の中でそっとうなずいた。(^^;
途中、山小屋の横を通ると、何やら準備をしていた。「いや〜、こたつを作っているんですよ〜。」とのこと。 小屋主催の観測会の様だ。周囲にはふとんが敷き詰められている。 「暖かそうでいいなあ〜。」ちょっと羨ましく思いながら通り過ぎた。
にぎやかなメンバーに囲まれて、だんだんナイトハイクを楽しむ余裕が出てくる。頬に当たる空気が心地よい。 木々の合間に煌めく星。黒いシルエットに浮かび上がる周囲の山。足元を照らすヘッドランプの光。 上空を駆け抜ける風、木々の間をすり抜ける風、地面をなでる風の音。見るもの全て、感じるもの全て、昼間とは全く違う装いだ 。コンクリートの道から土の地面へと変わると、見える範囲が限られている分慎重になり、 地面をとらえる足の裏の感覚が鋭敏になってくるのがわかる。
介山荘を過ぎると、遮るものが何もなく…風がごうごうと吹いていた。下を見下ろすとまぶしいような街の光。 いつもだったら街の夜景に心を奪われるところだけど、今夜ばかりはちょっと恨めしいような気がした。 ここまでくると、今回の観測地点である賽の河原まで、あともう少し。 風が強く足場の悪い中、はやる気持ちを押さえ慎重に慎重に歩く。
●星に願いを☆
賽の河原には、先客が一組テントを張っていた。少し離れた場所に落ち着くことになる。 早速ワインを空けて回し飲みを始めるが、「0時過ぎるとボク、人が変わりますから…。」 と言っていた天文青年デルタさんは、みんなから少し離れた場所で、もくもくと観測の準備を進めている。う〜ん、さすが。
寒い。とにかく寒い。寒い上に風が強くて、もっと寒い。
体を低くしていないと、とても耐えられない。ありったけの服を着込んで、草の上に寝転んだ。……さ、寒いよぉ。(;_;)
ザックの中からマットとシュラフを出して、ついでにカイロもしっかり入れて、すっぽり入る。…それでも寒かった。(ToT)
なのに、隣に寝転がっていたメッシーは薄着でケロリとしている。 見かねた絹虎さんが風邪を引いているにも関わらず、自分のシュラフを彼女に貸してあげた。かっこいいね。男だねぇ〜。(^_-)
寒さに耐えて夜空を見上げる。そこにあるのは、満天の星!☆!星!☆!一瞬も目を離すのが惜しいような…そんな星空。 時折、長く尾を引いて流れる星。トラ杉さんが星座にまつわるギリシャ神話をいくつか話して下さり、気分はすっかりロマンチスト。(*^^*) 星に見とれて会話が途切れる頃には、ちょっとした哲学者気分。 「あぁ、今私はここにいる(存在する)んだなあ。」なんてことを考えていた。
で、肝心の願い事は…
「流れるのは早いから、願い事は短くね。例えば、金!金!金!」と匡さんから言われていたけれど… 「あっ!」とか「おぉ〜っ!」と言ってる間に流れてしまうのであんなにチャンスがあったのに、 3回も唱えている時間無かったなあ…。そうそう、誰だっけ「嫁!嫁!嫁!」って、叫んだの。(^^;
●朝だ、朝だ
あっという間に午前4時、撤収の時間だ。
昨日会社から現地に直行した人たちの中には、このまま会社に出勤する人もいる。 名残惜しいけれど、もう出ないと間に合わない。片づけを始めた時「あ、あれは何だ?」と匡さんが叫んだ。 それはもの凄く大きな星が流れた痕跡だった。太い棒状の跡は、次第にU字型に拡がりしばらく姿を残していた。 残念ながら、その星が流れるのを見た人はいなかった。
上日川峠に近づく頃に夜が明けて、黒いシルエットだった山々は次第に色を取り戻していったのだった。
(おわり)
以上 Tomo
【 FYAMATRK 7番会議室 #2671 】
牡牛座に飛ぶ(03:30頃) 撮影データ:ニッコール20mm/F2.8 開放 約5分露光(FUJIFILM PROVIA1600)
オリオンの上に飛ぶ(03:15頃) 撮影データ:ニッコール24mm/F2.8 開放 約5分露光(FUJIFILM PROVIA1600)
デルタのシシ座流星群観望記 by デルタ
11/17〜18 大菩薩嶺にて(山岳会・森羅の公開山行)
シシ群極大の夜!
19:58。落ち合う約束になってた特急が、ホームに横付けになった。 僕は、読んでた文庫本(サン=テグジュペリの「夜間飛行」)を閉じ、ザックに押し込んで、乗り込んだ。 晩飯も食わずに、集合地に駆けつける。不思議と空腹感がないのは、やはり興奮している為だろう。戦いの夜なんだから。 などどいいつつ、それ以上にはしゃいでいるのも自覚している。
集まったみなさんと同様星見に浮かれて話しているうちに、自然と「防寒」の話になった。 『遠赤外線』のシャツとか(←よく考えるとどういう意味?、となるようなネーミング)、寝袋とか…。 かくゆう僕も、靴下の予備(重ねて履くため)、スキーズボン、上着は5枚分。あとは銀マットと銀シート、寝袋に、 えー い、いよいよとなったらザックに足を突っ込んでやる!!
−事前に計算したのだ。予報では、翌日の甲府の最低気温が1℃。甲府と大菩薩は標高差が1500m以上あるから、 都合9℃は下がるとして…、−8℃!しかもあの風の強い尾根筋で凍えることはわかっている。 しかし、ここで退くわけにはいかんのや! と気合一発、塩山の空を見上げると、芒々してオリオンが仁王立ちしていた。
トラ杉さんの車に乗せて貰って、上日川峠まで。途中コンビニに寄って夜食を買う。 みなさん防寒の最終兵器として酒を物色する。僕は、即席汁粉となぜか焼きうどんを買い込んだ。 −なつかしい感覚だった。学生時代の観望会ってこんな感じだった…。あれ以来、僕のなかでいろんな葛藤があって、 それを整理するうちにこういう−車移動なのをいいことに装備を巨大化させる−のにはついていけないな、とオサラバしたんだけど。
昔の仲間たちも、きっと今頃こうしてるんだろう…。けれど、僕は僕。オ馬鹿といわれようと、 やっぱり、山でヒッソリと転がって(ノタウチまわって)る方が、納得がいく。
黙々と歩いていく。星明りと、町の明かりとで目が慣れてくると大体の物の輪郭がわかる。 樹林の間からは山梨の盆地の底を敷きつめるように輝く光の粒が。
大菩薩峠の高みに立つと、足がよろけるほどの風だった。時刻は0時を回ってるというのに、下界の光に陰りの一つも見られない。 「おーい、今夜はライトダウンしなあかんやーん」そう叫びたくなったけど、それも虚しいだけだからやめた。
岩を縫って歩き少しでも風の弱いところを、と選んだところは賽の河原だった。
テントが1つ寝静まってるのと、あと立派な避難小屋が未公開(工事中?)なのとがめだつだけ。 あとは、全てを風が支配してる…(笑)
「大凧揚げ」にならないように支えつつテントを建てるのを手伝い終わり、改めて空を見た。なんとか天の川が見えてる。
軍手を着け身支度を整えたところで、困ったことにお腹がすいてきた。観望の時間はあと3時間を切っているのに…。 なんかもったいなくて、空を見上げながら、先程の焼きうどんを食べはじめた。ゆーちゃんが「テントの中で食べればいいのに〜」 といってくれるけど、ここはひとつ、お察しください(笑)ボサボサになったウドンを吸い込み、 歯ごたえ以外何も残らないキャベツを噛んで、その合間に星を見上げる−一個星が流れていった。
銀マットと銀シートの間にスキーズボンを履いた足を滑り込ませ、寝たままでレリーズに手が届く位置に三脚を構え、 今日こそは、とボケーとしはじめる。 一昨日の経験からいって、一段下で横倒しの蓑虫になってる(ゴメン>参加者の皆さん)仲間の声が聞かない方、 キョロキョロしなくて良さそうだ。
写真は、ISO800のフィルムで、一こま15分の割りで露出することにした。
風は容赦しない。襟を立ててしかもジャンバーのフードを被っているというのに間断なく冷気を吹き込んでる。 銀マットと銀シートの間にも流れ込んで、比較的防備の甘い腰あたりの体温を奪っていく。 15分後。シャッターを落とそうと寝返りを打った瞬間、スキーズボンのナイロンと銀シートが互いに滑って、 バサッとめくれあがった。ま、これは放っておいて、とフィルムを巻き上げようとすると、今度はバサバサ、とかなんとかいって、 銀シートが飛んでいった。裏側の面の鮮やかなオレンジ色が、闇の中でいっぺん捩れて、見えなくなった。
ここで慌てて追いかけちゃいけない!立ち上がろうとした瞬間に今度は下に敷いてる銀マットが飛んでいく! 三脚でマットの縁を抑えてから、立ち上がり探してみると、 そろそろ下り傾斜がきつくなりだす辺りの枯れ枝へシートは風で押しつけられていた。
そんなことがあると、マジメに星を見ようと思うのに、風と気温が気になって集中できない悲しさよ。 キーホルダー状の寒暖計を見ると−3℃くらいを指している。さらに風はますます酷くなって、ついには三脚もコケてしまった。
もういい! 計数観測だけでもやっておこう。一人だし、ストップウォッチもないから、最初流れたあと、 10個流れるまでの時間を計った。(ちょっと変則だけど)
群流星,散在流星 1回目( 10, 4) 2:48〜2:55 2回目( 10, 6) 3:00〜3:18 主に、蟹座〜ふたご座〜一角獣座あたりを注視
おっと、時間あたり100個に乗ってるやん!結構出てる。と嬉しくなったにはなった。 が、やっぱり耐えられん!ということで、寝袋を取りにいった。
思い切って靴を脱ぎ、素早く足を寝袋に入れる。化繊の寝袋の内張りとスキーズボンがこれまたよく滑って落ちつかないが、 風が完全に遮られるたので、一心地ついた。ちょっと正気が戻って、またカメラをイジリ始めた。
そして、極大予定の間の午前4時。さーおいでなさい、流星雨。と力んでいるがどんどん散在流星の割合が増えていくような…。 さーしし群もハズしたか−笑−と、そろそろ眠くなったころ、匡さんのちょっと緊迫した声が聞こえてきた。「あれはなんだ〜」。 「あれ」はすぐわかった。どちらかというと一角獣座のあたりに、赤紫の淡いガス状のモノが光っている。 大きさは見込角5°程度、幅1°くらいの棒状の「流星痕」だった。
流星痕の時間変化 時間 変化 4時15分X秒 痕発見 X+約20秒後 色の濃さに変化なし。中心が南にむかって折れ曲がり始める。 17分 全長約7°,幅1〜2°。中心が4°程度南方向に折れ曲がる。
光量(密度)で、最初の半分くらいになる。これ以降、形状に変化が起きなかった。22分頃 さすがに消えただろうと、思ったらまだ残っている。
痕の幅3°以上になっているが、基本的な形は変わらず。
「写真や、写真撮って!」と誰に向けてでもなく叫びながら、自分も三脚に手を伸ばす。 余りに急いていたので素手のままで金属の足を握ってしまい、たちまち人指し指の感覚を失った。 あわてて手を放すと、当然ながら三脚は着地失敗…。(なにアホなことやっとんやろ)と一瞬思った。
その間にも、痕はどんどん変形していく。ほんの少し捩じれて、中央辺りで折れ曲がって浅いU字型になりはじめている。
写真を諦め(どうせ、露出をどれくらいにすればいいかもも判らない)、 まだ赤脹れている左手の人指し指を温めながらの観察に切り換えた。
刻々と進む薄明のなかで、僕は、凄いもの見たな、と正直興奮していた。 が、あれ?流星雨は?(笑)
なんか消化の悪いものが胃に残っているような感覚が…。
自宅に戻り、午後からの出勤のまでのひととき、FSPACEにつないだ。
オープニングメッセージがいう。
−獅子座流星群の極大は、日本時間17日14時頃だった模様−
思わず苦笑いを浮かべながら、ネクタイを手に取る。
何にしろ、狂騒の時はおわったんだ。
いまひとたび ながめやりたし ぬばたまのやみ
デルタ (δ-Hayashi)
FYAMABC 9番会議室 #2114 「シシ群騒動実録(第2夜)」より
☆そして眠たい朝となる☆
下山後、そのまま会社に行く(立派!)デルタさんとミッシーの二人と分かれて、残りのメンバーで塩山市内の塩山温泉に行きました。 朝6時半から専用の大部屋に上げてもらって、温泉入り朝飯を食べて、昼の12時半まで休憩をしました。 帰りには柿のおみやげもくれたし、これで一人3300円(税込み)は安い!と思いました。
→(塩山温泉:大和旅館tel0553-33-2276)
私はもちろん仮眠しましたけど、中には何度も温泉に入ったりして結局寝なかった人もいたのにはビックリ。(@o@)
流星雨は見られなかったのだけど、願い事も一生分位はまとめて言ったし、 デルタさん曰く"狂騒の夜"は、あれはあれで楽しい思い出になったなと思います。 ただし、鼻声が一週間はとれなかったのがチョット辛かったけど……。
さて今回は、ビジター参加のお二人のレポートをUPさせていただきました。 どうもありがとうございました。
今後もビジター山行については、その山行の率直な感想をまだ参加していない方々に報告していただくためにも、
会員外のビジターさんに書いていただくのが面白いかなと思っています。
皆さん次回もよろしく。m(_ _)m
川名@森羅
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