山行報告99-INDEX


【会山行報告】99.12/04up

槍ヶ岳[北ア・槍ヶ岳] 7月会山行
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期  日:1999年7月16日(金)夜発〜20日(火)
メンバー:CL川名、SL菅野・中山、富田、笹原、村田、人見 計7名(+1名:中山)
行程-----------------------------------------------
7/16(金)夜発→松本(泊)
7/17(土)松本→上高地〜横尾〜槍沢テン場
7/18(日)停滞
7/19(月)槍沢テン場〜殺生ヒュッテ〜槍ヶ岳〜槍沢〜横尾(中山合流)
7/20(火)横尾〜上高地→松本→帰路
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[槍ヶ岳・本隊]

[第1日]7/16N夜行or前泊→松本
  深夜11時某分、新宿発「急行アルプス」に乗った金ちゃんと私は乾杯のビールでこの山行をスタートさせた。他のメンバーは、松本駅そばのホテルに宿泊している。
  今回の槍・穂縦走は、私が今年5月に初めて「森羅」の山行に参加してから3度目のこととなる。メンバーはこれまで一緒に登ったことのある人たちではあるが、「森羅」での泊りの縦走は初めてなので不安は隠せない。おまけに夜行でのアプローチも初めてだ。『松本着くまで寝てればいいや』と思っていたが、金ちゃんとのトークは私から睡魔を奪ってしまったようだ。この数時間の会話で『金ちゃんとは?』が多少分かったような気がした(そんな単純な男ではない?)。とにかく、今回の山行は縦走を楽しむことと同時にみなさんと仲良くなることも目的の一つとした。

徳沢のソフトクリーム[第2日]7/17 晴れ/曇り (松本→新島々→上高地〜横尾〜槍沢ロッジテント場)
  早朝4時某分、松本着。前夜からホテルに居る4人を迎えに行く。匡さん、カンスケちゃん、笹ポン、のんちゃんさすがにみんなザックがでかい。出発前に重量を測ったところ、私のは20kgであった。これは新記録。テントを背負っている人に比べれば軽いが、おかずのハワイアンハムステーキのボンレスハムとパイン缶が肩にのしかかる。思えばハムの選定には苦労した。数件のストアを巡っても適当なのが見つからず結局『ダイエーお中元:特選ボンレスハムnet1kg』にし、店員に言われるまま『のし』までつけ、さらに『人見』と筆ペンで書いてもらう。 新島々まで電車、上高地まではバスを乗り継ぎ、10時前に到着。軽く休憩して、ゆっくりと横尾に向かった。笹ポン、のんちゃんは初めての槍ヶ岳だそうで、どんな気持ちなのだろう? 横尾までは道も広く、散策の人も大勢いるため、でかいザックを背負ってる割に今いち登山の気分が湧かない。みんなも同じなのか、途中の徳沢園でソフトクリーム(美味)を食べてしまう。硬軟混合の山岳会だ。 横尾を過ぎればそこは登山者の世界。久々の槍ヶ岳への道はやはり楽しい。ときおり、匡さんの"お○ら"の音が響く。いったい何を食べてどういう訓練をすれば、ああも一定の間隔で『プピー、ブー』といくのか分からないがあまり収得したくない技なので聞かなかった。槍沢ロッジのテント場についた頃は、空がどんよりしてきて、明日の心配をさせた。今日の夕食はカレー。ビールが大変おいしかった。ぽつぽつ小雨が落ちてきた…明日は登れるか?

槍沢テント場[第3日]7/18 雨 槍沢ロッジテント場停滞
  テントに雨が刺さる。今日の登山は中止と決まった。この時点で穂高へのキレット越えはできなくなった。何度もこのルートに挑戦しているカンスケちゃんは今年も天気に泣かされてしまった。まだ梅雨は完全に明けていなかったようだ。 テントの停滞はつらい。朝の6時にして、もうすることがあんまりないのだ。長く登山をすると何度もこういう事態に遇うのだろう。私には初めての経験であった。 そういえば、B隊の雄策さん達はどうしてるんだろ?無線で金ちゃんが何度もチャレンジしているが、聞こえてくるのは広島の山岳会『阿部さん(仮名)』を呼ぶ声だけ。果たして呼び主は『阿部さん(仮名)』に会うことができるのだろうか?一体何者?と、みんなでまだ見ぬ『阿部さん(仮名)』の心配をしてしまった。彼にとっては大きなお世話だろう。 お昼になっても雨は降ったり止んだりでじめじめ。途中、槍沢ロッジでビールを買おうということになり、動きたい派の金ちゃん、のんちゃん、私の3人でにわか隊が組まれた。あまりお腹は空いてなかったが、お昼はラーメン、夕食は例のハワイアンハムステーキ(おいしい。持ってきた甲斐があった)をきちっととり、ビールも飲んじゃって、まるで家でゴロゴロしてるよう。明日は登りたいなぁ。

槍ヶ岳が見え出す[第4日]7/19 小雨 槍沢ロッジテント場〜殺生ヒュッテ〜槍ヶ岳〜殺生ヒュッテ〜槍沢ロッジ〜横尾テント場
  小雨がぱらつく中、夜も明けきらない頃、私たちは匡さんの判断を待った。キレット越えを諦めた今回の山行で、槍ヶ岳登頂は全員の願いだろう。とにかく、行けるところまで登ることになった。登り始めると、結構雨は気にならなくなるものだ。きれいに一列になり、前後の人と冗談を交わしながら登っていくにつれ、楽しさが押し寄せてくる。昨日停滞したのでなおさらだった。しかし、槍沢の急登にさしかかると、息も乱れてきて心臓がバクバクになる。私は2番目を歩いていたが、先頭の金ちゃんも後ろののんちゃんも同じペースで登っている。心臓バクバク組は私だけか?と不安にかられてしまった。匡さんに至っては、途中からぐんぐん一人で登っていった。すごい速さだ。いったい何を食べてどういう訓練をすればあのような強靭な肺が手に入るのか不思議だ。これは習得したいので、今度聞いてみよう。
槍の山頂にて  何とか殺生ヒュッテまでたどり着き、休息している間、雲間から槍が見えた。ここまで来てみると、やはり大きい。しかし、それはすぐに消え、雄大な姿を長々と見せてはくれなかった。
 ヒュッテから槍の肩までは、50分くらい。荷物をすべて小屋に置いて、水やカメラなどだけ持って槍を目指す。ほとんど空荷だから楽チンだと思ったら大間違いで、ここからかなりきつい。 肩についた頃には、息があがっていた。休憩なしでそのまま槍の穂先に行く。ふぅ。 実は槍ヶ岳にくるのは2度目である。5年前に初めて穂先に立ったときの感動はかなり鮮明で、今回はどのように胸にせまってくるか楽しみだった。 前回と同じように、頂上までは渋滞だった。時間は12時頃だったので、比較的空いてるかと思ったが、人気は相変わらず。団体あり、アンザイレンあり、中高年ありで3000mの雲の上とは思えない。頂上直下の梯子は、昨年の地震から新しくなり、登る人、降りる人でごった返していた。あれれ?と思うほど、簡単に頂上に着き、拍子抜けしてしまった。感動の山頂は、ガスってて下界が見えず、憧れの北鎌尾根もはっきりと見ることはできなかった。笹ポンは持参の高度計付き時計の高度記録が更新されたようで、よかったね。 槍ヶ岳の肩から頂上までのルートは当然ながら狭い。登る人、下る人は、それぞれタイミングと譲り合いで行動している。なのに、頂上直下の梯子からどなり声がするのは何故なのか?なんと余裕のない人間がいるものだ。こういう登山者にはなりたくないと心から思った。
  下山は登りと同じコースをたどった。足早に殺生ヒュッテで荷物を回収し、槍沢ロッジを抜け、横尾山荘に滑り込んだ。なんと行動時間は12時間におよんで、私の足は疲労しまくっていた。山荘では、雄策さんが一足先に着いていた。森屋さんが体調を崩して山行を中止したため、彼は一人で北穂に登ってきたという。ずっと一人で山行してきた反動なのか彼は喋りまくっていた。テントを3張たて、夕食をとる。おっとその前にビールで乾杯。お疲れさまでした。ビールのあとは、ワインになり、のんちゃんが「いきますわよ。」と掛け声をかけ、ソーセージを焼いてくれた。この頃は、私の緊張も解け、少しみなさんと仲良くなれたような気がした。雄策さんは同じペースで喋っている。手の振りもあるから、静かな笹ポンと比べて、この人の生活消費カロリーは莫大なものであろうと思う。ときどき入れる金ちゃんとカンスケちゃんのつっこみも面白い。ほとんど笑いっぱなしでこの日は終わった。明日は帰宅だ。

[第5日]7/20 曇り 横尾〜上高地→新島々→松本→自宅
  空は、ときどき晴れ間も見えたが、上高地までの帰り道も雨に降られてしまった。梅雨が終わるかどうかの判断は難しく、行ってみなければ分からないこともあるんだなぁと感じた。今回の山行は予定通りにはいかなかったが、それでも、私にとってはとても意味のあるものとなった。来年もキレット越えの山行が予定されれば、ぜひ行ってみようと思う。 帰りの電車の中で飲んだビールがおいしかったです。帰宅した翌日からは、案の定筋肉痛になりました。 (終わり)

みや@森羅No.018


[槍組別隊・北穂高岳]

 皆さん、こんにちは。ゆーちゃんです。  本隊とは日程的に合わず、槍ヶ岳から縦走してきた本隊と北穂で合流するはず だったのですが、同行予定の森屋さんは体調不良のため不参加になり、本隊も天 候不順の為、槍ヶ岳ピストンになったうえに無線機も故障してしまい連絡がつか ず結局一緒に行動したのは最終日だけと、ほとんど単独行のようになってしまい ました(хх。)  それでも北穂に登っている間は天気も良かったし、キャンピングの訓練と思え ばまずまずの山行となりました。  それでは、いつもの長文駄文ですけれどもお暇な方はお付き合いくださいませ。

         m(__)m m(__)m m(__)m m(__)m m(__)m

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【山域】 北アルプス南部 
【日程】 1999年7月18日〜20日  
【山名】 北穂高岳  
【ルート】7/18:上高地〜横尾〜涸沢 7/19:涸沢〜北穂高〜涸沢〜横尾 7/20:横尾〜上高地
【天候】 全日とも 曇り・雨(19日午前中は陽が射しました)  
【メンバー】 7/18・19:単独 7/20:L・匡 SL・カンスケ 以下上記メンバー
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冒頭でも書いたが、今回は森屋さんが同行する予定だったので、
普段なら夜行で行くところをなんと!松本東急イン泊まり。(!o!)オオ!

【7月18日】  夜のうちから降り出した雨は降ったりやんだりで天候が良くなる気配はない。 傘を持ってこなかったのでフロントでビニール傘を求めようとしたところ、あい にく品切れとのことで、備品の「松本東急イン」とネームの入った傘をいただく。 涸沢と横尾ではすっかり東急インの回し者となってしまった。(^^;  4時半の松本電鉄に乗ろうと思っていたのだが、眠たかったので(^^;6時半の 電車に乗ることにする。
 電車はガラガラ。登山者も2人連れが一組いるだけでなんとも寂しい。  新島々で乗り換えて上高地BTに着いたのが8時半。登山届けを出し、念のためにカッパを着こんですぐ出発。  雲はけっこう高く、河童橋では前穂の稜線が見えていたので、無駄とは思いな がらもついつい天候回復に期待してしまう。  まだ夏休みに入る前で早朝と言う事もあって観光客の姿はさほど見えない。
 ペースが上がりすぎないように押さえ気味に歩く。9:15明神、10:05徳沢と順調なタイムで歩く。ペースは落としている はずなんだけどやはり単独なのでどうしても速くなってしまうようだ。徳沢の手前から雨が落ちてきた。やれやれ(~_~)  いつもならこのあたりから結構荷が重く感じられ、げんなりして見る徳沢と横尾の中間の指導標もすんなり通ってしまった。これって重い荷物も担ぎ慣れたの?とかって嬉しくなったんだけど単に夏装備で荷が軽かっただけかもしれないので調子に乗らない様注意するべきだろう(^^ゞ。11:05横尾に到着。ここで本隊と無線で連絡を取る手はずになっているのだが、なぜか応答がない。まぁここでは入らないことありうるので、気にもせずに20分ほど休んで出発す る。気付いていなかったのだが実はこのとき無線機は故障していて送信が出来ない状態であった。しかも本隊は停滞したため縦走を断念していたので、僕を迎えに槍見平あたりまで下りてきていたらしい。でも槍のピストンはけっこうきつそうだからこれでラッキィだったかも・・・・・・(`0`)ノ゛バシィィィィ!!!
 槍沢を渡るときなぜか目がまわってしまった。いやな予感がする。ここまでだとなんかお散歩気分でそれはそれで好きな道なのだが、やはり横尾に入ると「山に来たぁ」という実感がわく。いったん樹林帯を抜けたあたり(晴れていれば北穂が見えるところ)で屏風岩 を仰ぎ見ると水蒸気でなんとも良い風情。ホォと見ていたら基部の草付きの所がお花畑になっている。白いのはコバイケイソウだろう。黄色いのはキンバイかな?ついでなので10分ほど休む。今まで涸沢は残雪期にしか来たことがなく、もう見慣れた風景なのだが木々の緑が新鮮に映る。そういえば、本谷橋も渡ったことがないんだ。わくわくしてしまう。12:40本谷橋。ここまでは冬道とほぼ一緒。さっき休んだばかりなのでこ こは通過。本谷の出合で休もうと思う。(しかし、夏道はここから高度を上げて しまうので出合のあたりは対岸のしかもかなり高いところを通っている。ガスが かかっていて結局気付かずに通りすぎてしまった >地図を見ればわかることなんだからもっとしっかりして欲しいね)ここから道は急に高度をあげていく。しばらく行くと水平になるが雨も強くなってきたので何も考えないようにしてひたすら歩くことに専念する。そうするとスピードが上がってきたのか何組かのパーティーを追い越す。それにしても本谷橋から先は冬道とまったく違う所を歩くので場所の感覚がつかめない。でも緑がきれいなので嬉しくなってくる。天候が悪いと歩きはじめる前はホントに気分が落ち込んで歩きたくなくなって しまうのだけど、歩きはじめてしまえば、けっこう楽しく歩けてしまうものである。今日はなんだかとっても実感した。もっとも今日は風がないので雨も穏やかに降っているからだろうけど。そうは言うものの、フードはわずらわしいし暑いので途中から脱いでしまった。途中5分ほど休んで、また沢に近づいて来たなと思ったら樹林帯から飛び出し、もうそこは涸沢の直下だった。チングルマとアオノツガザクラが盛りだ。ナナカ マドの花も愛らしい。雨はだんだん強くなってくるがそれどころでなく自然のご馳走に嬉しくなり、独りで「すごい!すごい!」を連発する。ヒュッテのアンテ ナも見えている。涸沢は小屋が見えてからが長いと皆が言うけど僕はあまりそう感じない。何でだろ?もうここまでくれば高山帯の様相なので気分はハイになって、最後のひと登りも難無くこなす。パノラマコースへの道を分けると待望の生ビールもとい涸沢ヒュッテに到着。時刻は14:10やっぱりここに来たら生ビールを飲まなくっちゃぁというわけで、独りで乾杯する。ヒュッテの売店で一休みしてテント受付をしたら、もう雨は上がっていた。空の様子もなんだか明るいので明日は少し期待できるのかな?でも天気図を見たら あんまり良さそうでもなかったけど。 ヤマケイのもと編集長山口さんがいらっしゃった。山口さんとはこの冬、木曽駒をご一緒したので挨拶をしたのだが、こちらが名乗らなかったので、あの様子ではおそらくわかっていなかったと思う。独り寂しく夕食を摂り(α米は余ってしまった(^^;)、話す相手もいないので早めに寝る。お隣のテントは賑やかでうらやましいなぁ。3〜4人用のテントに一人というのは広すぎるらしく、寒さで何度も目を覚ましてしまった。(・_・、)

【7月19日】  5時半起床。今日は11時までに北穂の山頂に立てれば良いのでゆっくり出来 る。明け方はだいぶ強く降ったようだけれども、起きたときには雨はだいぶ弱くなっていたので、行動するつもりで支度する。水を汲みがてら遭対協の事務所で3時の天気図を確認する。昨日まであった熱帯低気圧が見えず、梅雨前線も切れているようだ。予報では雨の心配はなさそう。一応確認したら、熱低自体は印刷の関係で見えにくくなっているだけで、きち んとあるそうで、天気が回復するのは午後になってからではないかとのこと。この時点まではかなり迷っていたのだが、空も明るいし昨日の天気図よりは回復傾向にあったので行動することに決める。無線が故障していたので当たり前なのだが、昨夜も今朝も槍穂縦走の本隊とは 連絡が取れず、強い雨も降っていないのでおそらく縦走していると思い、北穂の山頂を目指す。
  さて、今日の予定であるが、11時までに北穂山頂到着。本隊は12時頃到着予定で、涸沢泊まり。13時までに本隊と合流できなければ下山。その際はおそ らく本隊も下山しているので余裕があれば横尾か涸沢まで降りることとなっている。万が一、山頂で合流できないことも考え、涸沢をすぐ出発できるようにテント内もしっかり片付けておく。8:10涸沢出発。カール内に入ってしまうと、昨日見たチングルマは姿を消し、ミヤマダイコンソウが目立つようになる。涸沢小屋の前ではニッコウキスゲが2株ほど寂しげに咲いていた。涸沢小屋からは北穂沢に沿っていきなりの急登だ。右手に沢、左手は樺の林を見ながら登っていく。この時間だと北穂方面に向かうには時間が半端なせいか登る人はいないので、自分のペースで行けるのが嬉しい。振り返ると、奥穂方面はかなり登っている。  ひと登りしたところで、涸沢小屋の水源に着く。ここから北穂沢と別れて左手の樺帯に入る。傾斜はしばらく緩くなり周りを見る余裕も出てきた。時々は薄く日も射してい る。ミヤマダイコンソウ、キンバイ、フウロ、ナナカマド、スミレ、コオニユリ (^^)スゴイスゴイ などが咲いている。特にキンバイの群落は多く見事だ。こんなに多 くのキンバイを見るのは初めてなので感心しながら歩く。しかも今回はなぜか花のことが頭から抜け落ちていたので余計に嬉しい(∩.∩)。ダケカンバの花も初めて見た。赤紫で固そう。振り返ると前穂が見事だ。奥穂は残念ながら雲がかかっているがここからの眺 めは前穂のほうがよっぽどかっこいいので気分は絶好調である。ハイマツも混じってきたあたりで、キンバイのきれいなところがあったので写 真を撮りがてら休憩。そろそろ森林限界。前方の視界も広がり遥か上方にはキンバイのお花畑。前穂が雄大だったので写真に撮る。ハクサンイチゲやコイワカガミなどが見られるようになってきた。なぜかゼンマイが群生しているところもあった。エアリアマップで「スラブ状の長いクサリ」とあるクサリ場を登りきると南稜に出る。このクサリは登りは長いけどさして難しいところではなかったが下ると きは結構大変そう。(実際大変でした(^^;) 穂高の縦走路が姿をあらわし、反対を見ると常念岳から燕岳がよく見えている。このあたりから岩が多くなり高山に来たことを実感する。ここまでくれば山頂は目の前だ。テン場のあたり、北穂高小屋と常念のよく見えるところで休憩(10:00)。
 涸沢岳への分岐から10分ほどで北穂高山頂へ到着(10:20)。途中雪渓 もあったが、水平なトラバースとステップの切ったほんの少しの登りなので不安もなく通過。ただ下りが怖いかも。 山頂を目前にして考えるのはもう槍ヶ岳の展望だろう(^^;。「前穂もOK、常念も見えてるとなれば槍もばっちりだろう」と思っていたのだが、山頂に着いた とたんに槍ヶ岳方面はガスがかかってしまった。どうもしばらく前までは見えていたらしいので少し残念(>_<)ゞグスッ。笠ヶ岳も山頂に着いた瞬間は姿を見せて いたのだがすぐに隠れてしまった。ということは最後の休憩はしなければ槍も見えていた可能性がかなり高いわけだ。(`0`)ノ゙アホンダラ  とは言うものの常念岳は良く見えているので気を取り直して記念撮影。常念岳のキリっとした(ナントイウヒョウゲンダ)三角錐はいつ見ても惚れ惚れする。僕の大好きな山だ。今日は心なしかいつもよりカッコ良いヨ。無線がつながらないまま、13時まで待つことにして風もないので山頂で本を読みながら待つ。30分ほど経った頃から、山頂にもガスが上がってきた。そうなると心細くなってきて、銃走路から人が上がってくるたびに目がそちらに行ってしまう。本隊の到着予定の12時が過ぎ、北穂高小屋のテラスに行ってみる。13時。とうとう本隊はやって来なかった。後ろ髪を引かれる思いで山頂を後 にする。そうなると合流地点は横尾か徳沢ということになる。今日も1人で涸沢に泊まる事は避けたかったので、明るいうちに横尾に着けるように、遅くとも涸沢を1 5時半には出られるようにしたい。そんなわけで、山をほとんど駆けるようにして下る。登ってくるときはあんな に良く見えていた景色も全然みている余裕もなく(というか、おそらくガスがか かってたとは思うのだけれど)、ひたすら下りる。まるでリポビタンDになった ようだった(^^;ゞポリポリ。涸沢までに3、4組追い越す。(^^)v あんまり慌てていたので一度岳樺の幹に乗ってしまい尻餅をついてしまった。危ないところでなかったから良かったけど気をつけなければ。(_ _,)/~~ハンセイ 14時。なんと1時間で涸沢についてしまった。これなら少し時間に余裕があるので15時出発を目途にテントを片付ける。今日は朝から降っていないのでテ ントが乾いているのが何よりである。
 14:55出発。雨がぽつぽつきだしたので、カッパを着る。ただし、強い降 りではないのでフードはかぶらない。今度は、本隊がこちらの下山前に横尾を過ぎてしまわないようにという心配からまたまた速度が上がってしまう。途中から、強くはないが本降りになってきたため頭はほとんど濡れ鼠のようになってしまった。それにしてもかなり軽装の人達が上がってくるのには吃驚する。本谷橋の手前 などは外国人の男性がサンダルにカッパも着ずに登っていき、ありゃありゃと思っていたら、その連れと思える日本人の若い女性3人ほどがやっぱりカッパも着ずに登っていった。1人はさすがにザックをしょっていたが、それもデイパック に毛が生えた程度のもの。足拵えもしてないし平気なんだろうか?それよりもも う15時半である。暗くなる前に涸沢につければいいけど・・・・・ 涸沢までだと、上高地からの散策気分の軽装でいつのまにか高度を稼いでしまうところがあるからけっこう怖いかもしれないなと思う。それにしてもこれだけ天候が悪いのに良く行くよと思う。僕なんか雨具をしっかり持っているので行動 しているけど雨具がなかったら中止してるなぁ。本谷橋で10分ほど休憩。雨はほとんどやんでいて、横尾の岩小屋跡付近ではもうやんでいた。というより最初から降っていなかったような気配ではある。16:30横尾に到着。早速テン場を探してみるが、うちの会らしきテントはない。やはり徳沢まで行くようかなぁと思案しているうちに(徳沢なら多少暗くなっ ても平気だしここより余程良いし)、留守宅のチャリさんに連絡してみることを思いついた。そうしたら案の定本隊は、「一晩停滞したので縦走は断念し、槍ヶ岳ピストン 後今晩は横尾泊」との伝言が入っていた。留守宅では僕の携帯電話の留守電にまで入れてくれていたそうなのだが僕の携帯電話(IDO)は山中では使えないのでこれは聞きようがなかったのだけれど、せめて涸沢で連絡することを思い出せば良かった。これが今回の山行の最大の反省点だ。チャリさんはE-Mailさえ入れて くれていたらしい。なんか心配させてしまったようで申し訳ないです。そういうことなので、腰を据えて待つことにしたら15分ほどでみんなが降りてきた。 やっと会えた喜びで力がふぅと抜けそうになる。ナンカオオゲサダケド(^^;ゞ  まだこの時間なら明るいうちに徳沢まで行けそうだと思ったのだけれど、本隊の方はババ平から槍をピストンしてきた由、みんな疲れているので今日はここで行動終了とした。みんなに会えて安心した為か、2日分のしゃべりが次から次へと口をついて、皆に「ゆーちゃんが来るとホント五月蝿くなる」と言われてしまった。それにしても、本隊と会えて良かった。会山行に来て終始1人じゃあちょっとしまりがつかないもんね。

【7月20日】  6時起床のはずが5時過ぎには目が覚めてしまった。皆も目が覚めてしまったらしくなんとなく朝食の準備を始める。匡さんとカンスケはいつものごとくしっ かり寝てたけど。(^^; カンスケなど話し声で目が覚 m(_ _)m めてしまったけれど、意地でも寝ていたそうだ。8:30出発。小雨が降ってきたので傘をさしての出発。僕はもちろん東急インのサンドイッ チマンである。(^^;;;;;;  徳沢9:45、この頃から雨が強くなり明神との間で本格的な雨支度をする。 と言っても僕はザックにカバーをかけただけで済ましちゃったけど。明神10:45、上高地BT11:30と順調に到着した。初めて上高地に来た笹ポンは河童橋周辺の人手の多さに吃驚している。でも今日は夏休み初日だし天候も悪いのでそんなでもないよと言っておいた。実際沢渡行きのバスには並んでいなかったし、新島々行きのバスも次の整理券が余裕でもらえたのだから。
 バスが奈川渡のダムに着く頃には日が射してきた。あの雨はいったいなんだっ たんだ。(-_-メ)

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 と、いうわけで今回の山行はなんだか最後がばたばたして終わってしまったの だけれど、一人で行動したことによる自信のようなものが出てきたことはプラスになったようです。ただ新人を連れて来れなかったので初心者引率技術向上の方は次回にお預けになってしまいました。毎度のことながら、長文・駄文にお付き合いいただきましてありがとうござい ました。

ゆーちゃんでした







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