山行報告99-INDEX


【会山行報告】99.12/04up

剱岳[剱岳]夏合宿
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期  日:1999年8月8日(土)〜14日(日)
メンバー:CL川名、SL菅野・中山・富田、村田、本田、坂本 計7名
行程-----------------------------------------------
8/08(日)入山〜雷鳥平泊
8/09(月)剱沢BC入り・別山岩場RCT
8/10(火)八ツ峰6峰Aフェース・奥大日岳P
8/11(水)立山縦走(雄山P)
8/12(木)八ツ峰6峰Cフェース・立山縦走(雄山P)
8/13(金)源次郎尾根主稜縦走・剱岳本峰ピストン
8/14(土)搬送協力・下山
8/15(日)予備日
各担当:気象(菅野)/渉外(中山)/会計(富田)/食料(村田)/装備(本田・坂本)
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[コースタイムおよび内容]

8/08(日):天候 晴れ【室堂〜雷鳥平】L川名・菅野
室堂14:00〜雷鳥平15:30(テント泊)

 本日は剱沢までの予定であったが、のんびりしていたら夕方になってしまいあきらめる。
…と言うより、ほとんど確信犯だが。
さすがに雷鳥沢の温泉には入らなかったが、のんびりと長い合宿の初日をくつろいだ。立山に乾杯。(川名)

テン場より剱本峰を望む 8/09(月):天候 晴れ
○A隊【雷鳥平〜剱沢BC〜別山岩場RCT】L川名・菅野
雷鳥平08:30〜10:30別山乗越11:00〜12:00剱沢BC/別山岩場RCT(2h)→中央稜下部登擧
 別山乗越までの登りは相変わらずきつかったが何とか登り着く。高い焼きうどんに目がくらみ食べていたらだいぶ時間がたってしまった。カンスケの上司にあたるS氏の一行に会う。剱小屋に二泊するとのことで飲み会の約束をした。(12日の夜に実行)
○B隊【室堂〜剱沢】本田・L中山
室堂BT9:00〜10:00雷鳥沢10:10〜雷鳥坂(休憩2回 うち1回は団体す れ違いの為40分)〜13:20別山乗越13:30〜14:20剱沢キャンプ場(以下剱沢)〜別山岩場でRCトレーニング(2h)
 1日中天気良く、バスの中から薬師、大日、剱などよく見えてました。朝早いためか観光客は少なかったです。滋賀県の中学生が学校登山で立山に来ていて雷鳥坂上部ですれ違いの為40分ほど待ちました。 風が吹いていたので日差しは強かったのですが、快適に歩けました。剱沢は花が豊富でヨツバシオガマと剱岳などフォトジェニックでした。

Aフェース2ピッチ目にて 8/10(火):天候 晴れ(午前中一時曇り)
○A隊【剱沢〜八ツ峰6峰AフェースRC】L川名・菅野

剱沢5:30〜長次郎谷出合6:30〜6峰Aフェース基部8:40/登擧開始9:20〜Aフェースの頭11:35/発12:00〜Aフェース基部12:30/発13:00〜長次郎谷出合14:30〜剱沢BC16:00
 登擧のためB隊より早くテント発。山はガスがかかりあまり気分が乗らずに長次郎の雪渓をひたすら登る。雪渓終了点のすぐ上でピッケルとアイゼンをデポ。見上げると先行パーティが取り付いていたが、基部にたどり着くまでに行ってしまったのでスムーズに取り付けた。1ピッチ目はカンスケがリード。2ピッチ目を私がリードしているとポツポツと雨が降り出して「こりゃ駄目かな」と思っていたら止む。結果それ以上は降られずに登擧終了。ピークからは1ピッチの懸垂でコル着。ボロボロの沢筋を登山靴をデポした基部まで戻り昼食をとる。短いがまあまあ楽しいルートだった。しかし帰りの長次郎出合から剱沢までの登りの長かったこと・苦しかったこと。毎日こんな事するのかと思ったら更に疲れが増してきた。やっとの思いで帰り着く。 すでにゆーちゃん組が待ちくたびれていた。…剱岳に乾杯(川名)
○B隊【剱沢〜奥大日岳P】 本田・L中山
剱沢6:00〜別山乗越6:40〜新室堂乗越上部(休憩:5分)〜新室堂乗越7:30〜カガミタン乗越手前(休憩:10分)〜9:05奥大日岳山頂9:40〜室堂 乗越付近(休憩:10分)〜新室堂乗越11:00〜新室堂乗越上部(休憩:10分)〜12:15〜別山乗越12:30〜12:55剱沢
 別山乗越に着いたあたりから曇ってきたのですが、奥大日岳ののぼり にかかる頃よりはれてきました。気持ちのよい稜線歩きが出来ました。奥大日岳からの剱本峰は最後まで雲がかかったままでした。早月尾根 はよく見えました。ホントにものすごく長い尾根でした。帰りは時間的に軽装のハイカーとたくさんすれ違いました。

8/11(水):天候 曇り 時々 小雨
○A隊【剱沢〜雄山P】L川名・SL菅野・本田・中山

剱沢6:20〜稜線7:05〜7:20別山山頂8:00〜8:45真砂岳8:55〜大汝山9:40〜10:00雄山山頂(直下)10:30〜11:25真砂岳11:35〜12:20別山山頂12:35〜13:10剱沢
 天候悪く、源次郎尾根の予定を変更し立山縦走へ。匡さんの体調が良くなく、別山山頂で別れ3人で立山縦走をしました。雄山山頂では山頂の料金(\500)に恐れをなして社務所前で過ごしまし た。社務所前は黒部側がお花畑になっていました。やはり軽装のハイカーが多かったです。
○B隊【室堂〜剱沢】L冨田・村田・坂本

6峰Cフェースのデンさん 8/12(木):天候 曇り 時々 雨
○A隊【剱沢〜八ツ峰6峰CフェースRC】A1L川名・本田/A2L菅野・中山

剱沢5:20〜長次郎谷出合6:20〜8:20Cフェース基部・登攀開始9:20〜12:00登攀終了・下降開始12:20〜Cフェース基部13:15〜長次郎谷出合14:10〜16:30剱沢
 冨田・村田・坂本は立山縦走 ・夜明け前は天候が良かったのだが日が昇るころよりガスが出始める。長次郎谷の途中より雨が降りだし、とりあえず基部まで行き様子を見ることにする。基部に着いた頃には6パーティほど待っていたのだが次々と帰ってし まった。様子を見ているうちに雨がやんだので、登攀することに。幸い待ちパー ティは皆帰ってしまったので、待ち時間無しで登攀開始。[川名・本田][菅野・中山]で本田が2・5ピッチ中山が2ピッチをトッ プ。3ピッチ目では小鳥がルートのすぐ横に居てなんだかホッとしました。4ピッチ目のナイフリッジのトラバースはなかなか緊張しました。
○B隊【剱沢BC〜立山縦走P】L冨田・村田・坂本

源次郎尾根II峰のコル 8/13(金):天候 晴れ 後 曇り
○A隊【剱沢〜源次郎尾根〜剱岳本峰〜別山尾根〜剱沢】L川名・SL菅野・本田・中山

剱沢5:30〜6:15平蔵谷出合6:20〜8:551峰9:05〜2峰懸垂下降終了(10:05〜10:30休憩)〜11:25剱岳本峰山頂(別山尾根組と合流)12:00〜平蔵谷コル避難小屋跡12:45〜13:30前剱13:40〜14:20一服剱14:30〜14:50剣山荘14:55〜15:25剱沢
  源次郎尾根下部は樹林帯の急登。ほとんど木登り(^^; ハイマツ帯に入ると岩稜登攀になる。高度感がある。1峰付近からガスが出始めたが、懸垂下降終了時よりまた晴れてきた。懸垂下降終了点のコルからは八つ峰6峰フェースと別山尾根がよく見 えました。コルからは安全なガレ場歩きに。山頂直下よりガスが出始める。山頂はものすごい混雑。100人は居たろうか。10分程遅れて別山尾根組が到着。カニの横ばいは渋滞していた。去年より緊張した。平蔵のコルより本田・中山は別行動でゆっくり下りる。夕食時に警察剱沢常駐隊より、「八ツ峰6峰Dフェースで滑落事故、 ヘリが飛べないので翌日遺体搬送に協力できる山岳会は申し出て欲し い」との要請が放送であった。川名・菅野が状況を確認しに行ったと ころ、長次郎出合からの搬送なので、川名・菅野・中山で協力する申 し出をした。
○B隊【剱沢〜別山尾根〜剱岳本峰〜別山尾根〜剱沢】L冨田・村田・坂本

別山乗越にて 8/14(土):天候 曇り 後 雨
○A隊【搬送協力:長次郎出合−別山乗越】【剱沢−室堂BT】L川名・SL菅野・中山
○B隊【剱沢−室堂BT】L冨田・村田・本田・坂本

剱沢7:00〜7:30長次郎谷出合:搬送開始〜剱沢で大休止(15分程度)〜10:15別山乗越:搬送終了(室堂隊に引継)10:25〜10:50剱沢12:30〜別山乗越13:00〜13:40雷鳥平〜14:40室堂BT
  遺体は背負子での搬送。後で聞くと人数がそろうとスノーボートより背負子の方が早く搬送できるとのことだった。真砂沢からも協力が来て、総勢で70人ほどに。武蔵出合で休憩中に横バイで滑落の知らせがあり、警官はそちらへ 行ってしまった。川名が3回、菅野が2回、中山が4回担いだが、皆がサポートしてく れるので意外に重さは感じなかった。(ほぼ全員が3〜4回ほど担い だようです)また、登山道ではすれ違う登山者の交通整理や、浮石の除去など細か い仕事もなかなか多かったです。菅野が担いだときは皆の注目の的でした。剱沢小屋で昼食をいただき解散。

以上、中山@森羅(一部・川名)

源次郎尾根より見る八つ峰6峰[剣岳源次郎尾根主稜縦走が終わって]

 手持ちの古いガイドブックによれば、取付(4〜5時間)本峰と或る。 剣岳バリエーション入門ルートとも記されている。 が、バリエーションルートに取り付く時、体力的に耐えうるだろうか?、 狭隘な岩場を越えられるだろうか?。いつものことながら、恐怖感と 不安感に苛む。取り付いてから経過した時間を時計で見、後何時間 で終了、後何分で終了、と自分に言い聞かせる。  時間が経つにつれ、恐怖感不安感は薄れるが、それに反比例し 疲労感が走る。こんな思いをして、なぜ、登るのだろうか?。 人の趣味趣向は数限りないが、凡そ、山登りほど非生産的な趣味は 無いように思える。然し、そこに求められるのは極度なまでの緊張感 と集中力である。其れを持続し耐えた時、我々は筆舌に尽くしがたい 感動を手中にする。  広大な長次郎雪渓を眼下に見下ろし、聳え立つ八つ峰を目前にする。 Y峰フェース群、昨日取り付いたCフェース、登山計画書の表紙を飾る 八つ峰Y峰が其のままの容で姿をあらわす。  取り付きのルンゼを越え、ハイ松の藪こぎ、I峰直前のナイフリッヂ II峰の懸垂下降、本峰までの登り返し。きつい、苦しい、辛い、然し耐 えた、そして本峰に立つ。人間社会の情実や権力の及ばない達人の域 に達した。大袈裟だろうか?その価値はあったように思う。  今回の合宿目的の一つに、北アルプス北部における地形特性及び山 岳ルートの把握がある。概念は出来あがった。次回は八つ峰主稜を縦 走したい、などと言えば顰蹙を買うだろうが何時の日かの目標にしたい。  ご苦労様でした。     

(本田@森羅No.014)

 

99年度夏合宿[剱岳]




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