山行報告99-INDEX


【会山行報告】99.12/04up

独標にてオールメンバー[北アルプス・西穂高岳]11月会山行
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【場所】北アルプス・西穂高岳(会山行)
【期日】1999.11/05(金)夜行〜07(日)
【目的】晩秋から初冬の生活及び行動技術トレーニング
【メンバー】L川名・SL菅野・清水・村田・坂本・人見・小野寺・吉野 計8名
【行程】11/05(金)新宿→松本※泊はホテル
11/06(土)松本→新穂高/ロープウェイ→西穂高口〜西穂山荘(テント泊)
11/07(日)テント〜独標〜西穂高岳〜独標〜西穂山荘(テント撤収)〜西穂高口
新穂高温泉→松本→帰路
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部屋久しぶりの作文

11/05(金):晴れ/夜立ち→松本(泊)
  近頃は、"横着になった"というか、"お金持ちになったと"いうか、"寒がり?になった"というか、…早い話が年をとったのだろう、山登りの前日はホテル泊まりというパターンが多い。その昔は、どこの駅でもゴロリと横になって、気がつくと背中にべったりと粉雪が溜まっていた事もあった。最近はというと、ホテルのモーニングコールで起きあがり、熱いシャワーを浴びてテレビの天気予報を見ながらザックを担ぐ。 本当は他のメンバー、特に新人のみんなにはこんな環境を味わってほしくない。山屋は山屋らしく、寒さに震えながら朝一番の始発電車に乗るおばちゃんにグシャリと踏まれて起こされるのが一番だ。しかし、私だけシャンプーのにおいをプンプンさせて現れる訳にもいかず、ほとんど全員がシングルルームで熟睡だ。
 松本での定番は"松本マウントホテル"というビジネスホテルで、料金が安い割に部屋がきれいで落ち着ける宿だが、今回は改装中で泊まれないとの事で、"ホテルニューステーション"に泊まった。このホテルも(ちょっと料金が高いが)なかなかいいホテルでよく利用している。
と言うわけで、森羅の前夜泊まりの山行の場合は、その日の仕事が終わった順に各自が電車移動してホテル合流。あるいは翌日の出発時間にロビー集合というパターンが続いている。

○ホテルニューステーション(松本) tel:0263-35-3850

11/06(土):晴れ/松本→新穂高/ロープウェイ→西穂高口〜西穂山荘(テント泊)
 自家用車組のもっちとカボが朝ホテル前に到着。この時点で全員が合流して一路新穂高温泉へ向かう。もっちは、昨晩早寝をして朝早く横浜から車を飛ばしてきた。車で来る場合は道も混んでいなくて、それが一番だろう。カボはというと、なんと言っても地元なので、家から30分ほどでホテルまでついた。人数的に車の定員めいっぱいなので、荷物を積むのに苦労をした。
  通常、新穂高温泉から西穂に登る場合はロープウェイに乗る訳だが、この新穂高の場合は一つ下のケーブルカーとの乗り継ぎがネックとなる。今回は車と言うこともあって以前利用したことのあるスキー場の駐車場に向かう。ここからだとケーブルカーをパスして、ロープウェイの乗り場まで徒歩10分ほどの距離だ。駐車場に管理している人が居なかったので、ラッキーと思っていたら、しっかりとロープウェイの改札で駐車料金を取られた。
  お昼前という中途半端な時間がよかったのか、それとも二階建てになって収容力がグンと増えた為か、ロープウェイはあまり混まずに乗れ、程なく西穂口駅到着。それにしてもよく揺れるロープウェイだった。
西穂山荘前のテント場
※ところで、私が報告書を書くと"だらだらと長い"との不評がたたある。当然自覚をしているがやめられない。今回もほらご覧あれ、まだ歩き出すところまで行ってないのにこの行数だ。これがイヤな人は是非報告書作成をかって出てほしい。その方が私も楽だから……。

さて歩こう

 天気は良い。青空が気持ちいい。少し凍り付いた木の階段を下りて、観光客の視線を感じながら歩き出す。"ここより登山道"という動物園の内側へ入る様な策を越えて全員野生に帰る。たまに登山者にすれ違うがいたって静かだ。こんなにいい天気の中、シーンと静まりかえった山が見られて、聞こえてくるのは自分たちの足音と風の音だけという環境にしっとりと浸りながら緩い登りがつづく。
 雪もほとんど無く、たまに水たまりのように少し現れるだけだ。新品の長靴を買ってもらった子供がわざわざ水たまりを歩く様に、端の雪に乗ってザクッという感触を味わい、ほかの人には分からない程度にニマッと笑い、せっかくの白い雪を泥だらけにして歩く。我ながら恥ずかしい。
 遠くからこれから歩くコースを眺めて、なにかしら赤いものが森の中に点々とあるのを発見して、いったいなんだろうと思っていたら、なんと積雪期用の標識であった。白い雪景色になったらさぞかし目立つであろう標識だが、見ない人はこれでも見なくて、迷う人はどこでも迷うのだろうなと思う。気がつくのは"こんなのじゃまだ"と思う人だけだろう。
夕食の集い やっと登りが急になってきて、しっとりと汗が出てきた頃、発電器の音が聞こえだし西穂山荘到着。 人が居ない。呆気にとられるくらい静かで、なんとテント場のテントは一張り。小屋のお兄ちゃん達がキャッチボールをしている音だけがバッチン・バッチンと響いている。なんとのどかな風景だ。土曜日だと言うことを忘れてしまう。でも、やはりこのシーズンはこんなものなのだろうか。豪華な板の間にテントを設営。時間が余ってしょうがないので、15時頃から夕食の準備を始める。今夜のメインディッシュはキムチ鍋だ。

11/07(日):晴れ/西穂山荘〜独標〜西穂高岳〜独標〜西穂山荘(テント撤収)〜西穂高口→帰路
 夜は寒くもなくぐっすりと眠れた。私と吉野さんに囲まれて寝たデラちゃんは、交互にいびきをかかれて眠れなかったという。ごめんなさい。
それに、我らのテントは板の間だったが、もう一つのテントは土の上に立てた為、夜中は下からかなり冷えたという。ははは、よかったこっちで。
今回の食当はコック長がのんちゃんで、見習いがデラちゃんと吉野さんだ。まだ暗いうちに起きて朝飯の準備をしてくれる。ここでもっちが頭痛がして風邪らしいと言う。昨日の夜から少し痛かったそうだ。大事をとって今日はお留守番となる。

西穂へ出発

 雪もほとんど無いが、山頂直下で出てくる可能性があるので、一様ピッケルとアイゼンを持つ。まだ日が昇らないうちに出発。独標出前のピークへのざれた登りで日の出を迎える。なかなかきれいだ。独標のピークには先行パーティが一組いたが、やはり人は少ない。ここから緊張して歩かせる。ここからのルートは、一般登山道と呼ぶには少し無理があるが、それでも注意して歩けば大丈夫だ。所々で手がかりも使い、細い稜線歩きが続く。奥穂から前穂に続く吊り尾根が目の前に見える。まだら模様ではあるがここよりは遙かに雪が多そうだ。
 山頂直下の斜面で、やっと本格的な雪が出る。しかし、壁側を行けば楽に越えられそうだ。登りは"慎重に"と声をかけてノーアイゼンで登る。 この斜面を越えて、傾斜のある岩場を登れば西穂高岳の山頂だ。

カメラがころりん

 さすがに山頂まで来ると一段と景色がいい。前方の奥穂がデンと構えて立派。全員しばし景色に見とれる。見とれていたせいかどうか分からないが、デラちゃんがここでカメラを落とす。東側の斜面を滑り落ちていって10メートルほど下に見えていたので、私が降りてみる事になった。完全な雪の斜面でもないので、アイゼンも付けずに所々にある這松につかまって降りたが、上から見えていたカメラらしき物は、実はカメラの表カバーでけで、本体は更に数メートル下にあり、また少し下る。結局回収はしたが再生は無理っぽい。ただし、後で聞いた話だと、友達の結婚式を撮ったフィルムが入ったままだったそうで、カメラもバラバラになってはいなかったので、写真だけは無事に生還したようだ。 あんまりいい天気だったので、その後ものんびり過ごしてしまい、結局山頂には30分以上いた。思い出したように引き上げる。

 登りにノーアイゼンで通過した斜面は、トレーニングもかねて全員アイゼンを履いた。約40度ほどの傾斜で15メートルほどの高さがあり、何とも上り下りをして楽しんだ。(後で考えたらこんな事してないで早く降りた方がよかったかも) ただし、軽アイゼンの、みや・デラ・吉野の三人は少し大変そうだった。
 下りはその後も、しばらくアイゼンを履いたままだったが、やはり歩きにくいのですぐに脱ぐ。のんちゃんが少し遅れ気味になってきたので、私が付いて歩く。

 独標までのピークを後二つほど残したあたりで、独標のピークに何となく見慣れたシルエットの姿が見える。やがてだんだんと近づくと、それがもっちだと確信。手を振ったらあちらも振ってきた。どうやら気分は良くなったようだ。最後の三級ピッチの岩場を越えて独標のピーク到着。もっちと握手をする。まだ少し痛いが、だいぶよくなったとの事。ここまで来ればもうふつうの道だからと、またまた少し落ち着いてしまい、もっちも含めての記念写真を撮ったり、全員の一人一人の"年賀状用写真"を撮ったりして過ごした。
 テント場着。ゆっくり行動したおかげであまり疲れていない。ただしあまり時間の余裕が無くなってしまったので、テントの撤収を急ぐ。ただし動きはいたってのんびりだ。カボは、新穂高で温泉に入ろうなんて言っているがたぶん無理だろう。行きよりも若干軽くなったザックを背負い出発。下る途中、今日になって何組かの登山者が登ってきてすれ違い、不思議な感じだった。最近の山は土日よりも日月が混むのだろうか? 下りはやはり登りよりも早く、程なく西穂口のロープウェイ駅到着。

  やはりこれだけ晴れた日曜日の午後だけあって、昨日の行きよりも観光客が沢山いて、ロープウェイも1本待たされた。しかしロープウェイを降りたら、観光客の波から逃れて第二駐車場へ向かう。途中ススキがきれいだった。 また、車に乗ってから新穂高まで下る途中にある"もみじの里"と言う場所の紅葉がとてもきれいで、車を止めてもらい写真を撮る。
 当初、松本まで出て夕飯にしようと思っていたが、全員おなかがすいたとの事で、栃尾にある食堂(or喫茶店?)でカツ丼を食べる。安房トンネルを越える頃にはもう真っ暗だった。

 もっちの調子が今一だったので、吉野さんが横浜まで運転をして帰ることになり、電車組は女性陣と私だけになる。松本からのあずさは、ボックス席を彼女達4人に譲り、隣でおとなしくしていたが、やはり4人も揃うとにぎやかだ。とてもついていけない。 グーグー

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今回は天候にも恵まれて雪も少なく歩きやすかったし、新穂高の紅葉もきれいだったしで言うこと無し。
最近は山行メンバーも増え、毎回大人数で楽しい。下山するとすぐにまた次回の山が待ち遠しい毎日だ。

川名@森羅  





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